前回はMevo Plusを使ったライブ配信について説明しました。
Mevoについてはいずれまた続きをやりたいと思っています。
さて、まずライブハウスやスタジオでのライブ配信について、僕だったらどうするか、やり方を説明しようと思います。
ライブハウス側が配信する話ではなくてミュージシャン側が自主的にライブ配信をする場合の話で、要するに自宅以外の場所で機材が制限されている中でどうやるかという事です。
僕みたいな人ばかりじゃないかもしれませんが、僕はiPhone(やその他スマホ)を使ってFacebookでライブ配信するのが一番とっつきやすいかなと思います。
基本的なライブ配信のやり方については他で沢山見つかると思いますので、そちらをご参照ください。
ここではいろんな人の配信を見て思ったことや、僕が発見したことを紹介していきます。
まずiPhoneで配信してる人は大抵の人が画質が360pですね。
WiFiを使える、もしくは通信料を気にしなくて良いのなら、設定でHDを配信できるようにしましょう。
設定の説明は英語版で申し訳ありませんが、日本語版でも似たような感じだと思います。
Menu→Settings & Privacy→Settings→Videos and Photosで、Video Settingsのすぐ下のUpload HDをオンにします。
これで画質が720pになります。(ついでに写真も高画質にできます。)
パケット通信でもWiFiでも、これがオフなら360p、オンなら720p、ここで画質が変わります。
最後に、横向きの動画にしたいのなら、配信を開始する前にiPhoneの画面ロックを解除しましょう。
次は音ですが、僕はZoom Q2n-4Kというビデオレコーダーを持っています。
この機種に限らず、ZoomのレコーダーはiPhone/iPadに接続してUSBマイクとして使うことができます。
AppleのLightning - USBカメラアダプタか、Lightning - USB 3カメラアダプタで、Q2n-4KをiPhoneを繋げます。
(設定法については説明書をご参照ください。)
僕はiPhone 7 Plusを使っているのですが、Lightning - USB 3カメラアダプタで電源とも繋ぐ方が接続が安定するみたいです。
これで自動的にQ2n-4Kで収録された音声がライブ配信されます。
Zoom製のレコーダーや、iPhoneに接続可能なUSBマイクを持っている方は試してみてください。
これが僕の所有している機材と設定で、ライブ配信の画質と音質を向上させる方法です。
自宅でiPhoneの代わりにコンピューターを使ったやり方についても説明します。
(もちろん出先でもラップトップを使って同じやり方でライブ配信できますけれどね。)
コンピューターにQ2n-4Kを接続する場合、Webカメラとして使用ができて、音声もQ2n-4Kのものを使うことができます。
コンピューターでFacebookを開き、ビデオ入力にQ2n-4K、音声入力にもQ2n-4Kを選択します。
通信速度がある程度あるのなら、画質は720pで配信できると思います。
ただ、フレーム数は20から25fps程度になります。
フレーム数というのは、1秒間に何枚のコマがあるかのことです。
iPhoneでライブ配信する場合には30fpsだと思うので、それと比べると気持ち、動作が荒くなります。
Q2n-4Kは広角レンズですし、カメラの性能的にも、外ならiPhone、家ならQ2n-4KのWebカメラで良いかなと僕は思っています。
ちなみに僕のコンピューターは割りかし古いiMacで、内蔵カメラはあまり画質が良くないですし、この他に高性能なWEBカメラは持っていません。
長めのUSBケーブルを使えば、思ったアングルで撮ることもできます。
次回はライブ配信のクオリティについて、自論を展開しようと思います。